ランニングの月間走行距離を気にしすぎないという意識も必要

ランナーが競い合う一つの指標、

それは月間走行距離。

ツイッターを見てると、
月末には月間走行距離の報告のオンパレードになりますね。

本人が楽しく走った結果、
月に200~300kmも走るというのは
方向性としては間違ってないでしょう。

けど、人のツイッターを見て
自分の走った量が少なすぎると焦る人は要注意
ですよ。

何を目的に走っていますか

普段のランニングは何のために走っていますか?

健康のためですか?
記録更新のためですか?
はたまた、競技のためでしょうか?

走る目的と走る量が一致していないと、
全くとはいいませんが無駄に走ることになります。

健康のために走っているのに
距離を伸ばすにはLSDがいいと聞いて2時間3時間も走るのは、
健康のためになるでしょうか。

むしろ、カラダへの負担の方が大きいでしょう。

記録更新や競技のためであれば、
それなりの量をこなしていかないと
フルマラソンやそれ以上の距離の大会では完走できないかもしれません。

まずは、”自分は何のために走っているのか?”を考えてみてください。

闇雲に量を増やすだけではケガのリスクが高くなる

走行距離を気にしすぎてやりがちなのが、むやみやたらに走ってしまうこと。

他のランナーの走る距離をSNSでみて自分も走らなきゃと思い、

とりあえず距離を踏もうと
いきなり20km、30km走をやったり、毎日10km走ったりと
急に負荷を上げようとしがち。

で、膝や足のケガをする。

けど、そのスマホの画面に映ってるランナーさんは、
今までの積み重ねがあるから長い距離を走れて、
ちゃんとからだのメンテも行っているはず。

その背景を知らず距離だけにつられて長距離の耐性が無い状態で走る量だけを増やしても、
おそらくケガをしてしまいます。

せっかく楽しく走れてたのに、
他の人の距離を意識しすぎた結果逆に走れなくなるなんて本末転倒ですよね。

サブ3.5を達成したときの月間走行距離は120km前後

自分のことで恐縮ですが、2019年に佐倉健康マラソンでサブ3.5を達成しました。

ご存じですか?

マラソン挑戦者のなかでサブ3.5を達成している人は2017年ランキングで上位約12%。

上を見たらきりがないですけど、
上位12%というのはなかなか良い線はいってるのではないでしょうか。

サブ3.5を達成するために必要な月間走行距離を達成後に調べたことはありますか?

ネットには100~250kmとかなりの幅がありました。

結構幅がありますが、
私がそれまでに月間で走っていた距離はだいたい100~150kmでした。

一週間で30km前後を走っている計算です。

それでも、サブ3.5を達成できました。

もちろん全員が全員これくらいの走る距離で
サブ3.5を達成できるとは言えません。

星の数ほどランナーがいて、個人個人で差があります。

20代と50,60代のランナーが同じ練習でいいはずがないです。

ちょっと話がそれましたが、
サブ3.5を達成するために月間200kmも走る必要があるのかというのが私の考えです。

人の月間走行距離を気にしすぎないという意識が大事

SNSでランナーをフォローするのはすごくいい事だと思います。

自分の知らない練習方法や考え方に触れることができるから。

けど、よくよくTwitterを見てると、

「足に違和感が出たので途中からウォーキングに切り替えました」

「腸脛靭帯がまだ少しいたいけど軽く走りました」

など故障のツイートも多くみられます。

走れば走るだけ故障のリスク高くなりますし、
ランナー自身それは気付いてるはずです。

それでも練習が足りないと、まわりは今月もいっぱい走っていると思い走りに行ってしまう。

これらのツイートを見てると故障するために走ってるのかなと思うこともあります。
完全にオーバーワークですよね。体の限界を超えてます。

故障のために走ってるのか、健康のために走ってるのか。

人のツイートや投稿を見たときに一度冷静に自分がどう感じたか確認してみましょう。

もし、
焦る気持ちがあったなら一度そんなに自分は走る必要があるのか?
って自分に聞いてみてください。

健康のために走っていますか?

大会を楽しめるくらいに走れればいいですか?

記録更新を目指していますか?

自分がやりたいことに合わせて
ランニングの練習量は変えていく必要があります。

人と比較しすぎず、自分のペースで怪我無く楽しく走っていきましょう。

関連記事一覧