【ランニング工房】ランニングを始める人や初心者さんが知っときたい”走る”とは何か

ランニングを始めたい人、最近始めた人、ガンガン走っている人。いろいろなレベルの人がいます。

色んなレベルのランナーがいるなかで、ラン能力が上がっていく人、全然上がらない人、ケガばかりする人がいます。

これらの違いは何か。

この違いを生むのはランニングにおける悪い癖や習慣を、意識的にしろ無意識的にしろ、取り除けている人です。

ランレベルが上がらない人やケガしやすい人、特にこれからランニングを始めようと考えている人は、まずは“走る”ことについて考えてみてください。

“走る”とは何かと聞かれれば、物理と生物学だ

ランニングとは何かと聞かれれば、身体を別の場所に持っていく行動です。

大会でもダイエットでも体を別の場所に動かした結果、優勝したり痩せたりするわけです。

この身体を移動させるという行為は、ランニングに限らず、歩こうが自転車に乗ろうが、物理学と生理学が関わってくるということを最初に認識してほしいです。

物理と生物学って聞くと学校の勉強を思い出すかもしれませんが、そんなたいそうな話ではないのでご安心ください。

たんに、着地の時は重力が影響するし、骨や筋肉の位置やつき方が手足の動きやフォームにつながります。また、酸素という燃焼材を取り込むためには呼吸が必要ですし、コンディショニングやケガ治療には休息と栄養が必要です。

走るたびにケガをするのは非効率で本末転倒

なぜにそんな認識が必要かというと、この認識がないために効率が悪くケガをしやすい走り方に繋がっている可能性があるからです。

たとえば、ランニングは長い距離を移動します。移動する間に身体は何回も飛んでは地面に着地することを繰り返します。ただ、その着地のたびに膝には体重の3倍量の負荷がかかります。

ダイエットのために走り始めようと考えたときに、体重80kgの人なら着地のたびに一瞬とはいえ240kgの負荷が片膝にかかることになります。

片足スクワットを160kgのバーベルを背負って「やれ!」と言われたら、膝を速攻で壊しそうですし、そもそも無理ですよね。

欲望を満たすことで得られたわがままボディにそんなキツイ負荷を強いるのですから、そりゃ壊れますって。

だから、身体の状態にあわせて悪い癖や習慣を取り除き走ることが大事になってきます。

ランニングの要素は何か

では、ランニングに関わる要素は何かを考えると、ざっくりこんな感じでしょうか。

  • 着地方法
  • 呼吸
  • 心肺機能
  • 走るときの姿勢
  • 筋肉のつき方
  • 手の振り方
  • 体重
  • 走力を無視した練習をする
  • シューズ
  • ウェア
  • ギア
  • 気温
  • 天候

ランニングでやりがちな良くない癖を取り除く。

ざっくりとランニングの要素を挙げましたが、ランニングにはやりがちな悪い癖や習慣というものがあります。

ですので、特にランニングを始めようと考えている人は悪い癖を身に着けないことが大事です。

走ることを教えてくれる環境は少ない

けど、走ることについて教えてくれる人って意外と少ないですよね。

みんな子供のころから無意識に走りだします。だからといって両親が教えてくれることはないでしょう。

小学生になって、「はい、今日から走るという行為をします。だから教えてください!」なんて子供もいないでしょう。

すでに“走る”という行為ができているので、学校でもわざわざ“走り方”について教えることは陸上部でもない限り少ないと思います。

私の場合:教えられることなくただただ走っていた中学時代

私は中学生の時陸上部でしたが、走り方なんか教えられることもなく、ただひたすら“走る”ことだけを繰り返していました。

合わない靴を履き、両足の親指が巻き爪になり外科的手術も受けました。

高校以降は陸上部には所属しませんでしたが、走ることは続けましたし、マラソン大会やトレイル大会にも参加しています。

けど、その間誰にも教わることなく、ただひたすら自分が気持ちよく走れる走り方を追求していった結果、月100~150kmの走行距離で故障もなくサブ3.5を達成できました(2019年の佐倉マラソン大会参加時)。

今思えば、なぜ走り方をちゃんと教えてくれる人がいないのか。そんな人が周りにいれば、もっと効率よく走れていたのではなかったのかと。

教えてくれる人がいるなら相談したほうが効率的

ランニングはいかに悪い癖を取り除けるかが、ケガの発生確立を減らし長く楽しく走ることに繋がります。

ランニングを始めたい人は、教えてもらえる人が周りにいるならまずは教えてもらうことから始めたほうがよいでしょう。

走力が上がらない、ケガが多いという人は既に悪い癖や習慣がついている可能性があるので、悩むよりはコーチにアドバイスをもらったほうが解決しやすいです。

もちろん、Webが発達した今なら、ネットの海を探せばいくらでも情報が出てきます。だから、情報を集めて自分で試行錯誤したいという考えもいいと思います。その場合は自分のランニングには何が悪いのかをよく考えて試行錯誤していただきたいと思います。

ケガせず、楽しく走って健康になれれば最高ですね。

このwebサイトではランニングで悩む人を減らすためにランニング情報を順次追加していきますので、ランニングで悩んだときはぜひ参考にしてみてください。

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